メディア進化論 プロローグ 【トークセッション】
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時間も限られているため、事前にいくつか質問を用意しました。その後会場からのご質問をお受けします。 |
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■Q1:日米でIPTVとはどういうニュアンスで使われているか?
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| <小池> |
アメリカで純粋な意味でのIPTV(閉鎖型IP網でストリーミング技術を使って、全てパケット通信で映像配信を行う)はAT&T社のみです。CATVは映像の垂れ流しであり、500チャネルくらいをSTBに送り込み、チューナーで見たい番組を選ぶ方式ですね。ベライゾン・コミュニケーションのIPTVは光ファイバーで信号を送りますが、STBで番組を選択します。ですから正確には光CATV方式です。 |
| <大野> |
アクトビラも広い意味ではIPTVの一部だと思いますが、最近は狭義のIPTVとしてIPマルチキャスト放送のことを指していることが多い様に思います。現在のアクトビラはユニキャストによるVODサービスを提供しておりますので、マルチキャストは対象としておりません。
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■Q2:アクトビラはテレビにおけるインターネットへのポータルだと思うが、コンテンツに導くためのTVガイド的なポータルか、個人に生活便利情報を提供するためのポータルか?
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| <大野> |
TVという機器でPC向けのインターネットの世界に繋げても、表示や操作性の面で多くの課題があります。だからこそアクトビラの様なテレビ専用のコンテンツ・サービスを提供することが必要であり、そういう意味では両方の側面を意識しています。 |
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■Q3:ホームネットワークの勝者の決め手は?
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| <小池> |
去年くらいまでは値段やチャンネル数でしたが、今後はもっと高度な機能競争になっていくでしょう。そうなると大手企業しか競争できず大手4社だけの戦いになっていくだろうと思われます。 |
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■Q4:将来目指すサービスの姿は?
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| <大野> |
現在はまだサービスのスタートを切ったばかりです。まず毎日使ってもらえる利用シーンを開拓し、定着させていくことが大切だと思っています。
テクニカルな進化はアクトビラ単体で描いていくものではなく、TVの進化に合わせて段階的に取り入れていくことになります。 |
| <小池> |
ひとつはトリプルプレイがマルチプレイに進み、更に機能統合していく方向。
その一方でアクトビラのようにTVに適したコンテンツ配信方法、PCに適したコンテンツ配信方法、携帯に適したコンテンツ配信方法といったデバイスオリエンテッドの方法。この両方に進むと思います。 |
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■Q5:PC文化(30cm文化)とTV文化(3m文化)は融合していくのか?
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| <大野> |
TVがPCでやっていることを全てリプレースすることはないと思っています。
やはりTVにはTVにふさわしいサービスを提供していくことが大切であり、PCでやった方が便利な、例えばクリエイティブな作業やデータ管理などはPCでやることになるでしょう。デバイスとしてどちらかだけが生き残るということではないと思います。 |
| <小池> |
これだけのホームエンタテインメントマーケットで、各業界/各事業者それぞれがビジネスモデルを提案し、違う形になっていくと思います。どの事業者がどうやって生き残っていくかですね。
また今からはマスマーケットの時代ではなく、少量多品種の時代となります。少量多品種時代に合わせたコストダウンとオープンインタフェースで全体にコストダウンできるところが生き残っていくでしょう。 |
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■会場からの質問1
「日本の通信放送の規制の合間を縫ったサービスだと思うが、通信と放送が融合する段階でこういうビジネスモデルがあり得るのか?」
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| <大野> |
アクトビラ自身はプラットフォームのレイヤーを担う水平分業型のビジネスモデルを志向しており、今後、ビジネスモデルとして成長できる大きなポテンシャルを持っていると思っています。 |
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■会場からの質問2
「TVは無料という意識が非常に強い。今後放送的サプライヤーが出てきた時に、アクトビラのプラットフォーム上でずっと流しっぱなしの放送的なサービスができるのか? それともやはりVOD的なサービスしかできないのか?」
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| <大野> |
放送的サプライヤーの定義にもよりますが、現在のアクトビラはユニキャストでのVODサービスを中心としており、「放送的」とはいえないかもしれません。今後、新しい技術の標準化が進み、その中で「放送的」なコンテンツやサプライヤーが出てくるのであれば積極的に連携していきたいと思っています。 |
| <小池> |
アメリカでは大手が広告モデルでインターネットを使った無料放送を24時間行っています。無料放送モデルの影響度は怖いですね。それを見せないようにすることは出来ないので如何に共存していくか、知恵を絞っていくしかないと思います。 |
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質問もつきないとは思いますが、残念ながら終演時間となりましたので、こちらで終了させていただきます。
小池様、大野様、ありがとうございました。 |
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