■ ITILの注目度
1.ITの利用最適化に役立つITIL(R)

ビジネスにおけるITへの依存度は益々高くなっています。
今やITサービスの提供が不可欠と言っても過言ではない現代社会。
そのような中で、もしもITサービスが中断したら……
ビジネスに甚大な被害が発生するだけでなく、社会的にも大きなダメージを与えてしまいます。
ビジネスにおけるITへの依存度が高まれば高まるほど、ITサービスの効率的な運用管理・統制は
企業の大きな課題となっています。日本版SOX法の草案において、金融庁の企業会計審議会はITを、「内部統制の目的を達成するために不可欠な要素として、内部統制の有効性に係る判断基準」
と位置づけています。近年、ITサービスの品質保持は大きな課題としてとらえられ、ITサービスを支えるITシステムの運用管理の重要性について注目が集まってきました。ITシステムの品質向上やトラブルの防止に向けて、マネジメ
ントが積極的に関与すべきビジネスプロセスとして、ITシステム運用管理が再認識され始めたのです。
ITサービスの品質保持と増大するコストを解決するために運用管理のBPR(※1.)が必要
となり、そこで注目されたのがITILです。
ITILは、ITサービスマネジメントにおける「IT統制」「運用コストの削減」「運用品質の向上」などに、効果的・効率的な力を発揮します。ITの効果的・効率的な運用・保守に向けた見直しはもちろんですが、ITマネジメント初の資格となるITILは、
効率的なIT運用・投資のノウハウ享受や資格取得によって、IT運用・保守部門担当者のモチベーション向上にも寄与します。
2.ITIL資格取得者の急増
ITILは、ITサービスマネジメントシステムである『 ISO/IEC20000 』のベースとなっています。
2005年のISO/IEC20000の発行に伴い、ITILへの注目度も急速に高まり、ITIL資格取得者数は急増しています。(下図:『ITIL資格取得者数推移(国内)』参照)
【 ITIL資格取得者数の推移 】

V2/V3Foundation,V3Foundation Bridge資格取得者数 : 102,150人
(2011年12月31日付)

V2Practitioner,V3Intermediate資格取得者数 : 1,360人(2011年12月31日付)

V2Manager,V3Expert資格取得者数 : 900人(2011年12月31日付)
出典:EXIN Japan
※1.BPR( Business process Reengineering ): 企業活動に関するある目標(売上高、収益率)などを設定し、それを達成するために業務内容や業務の流れ、組織構造を分析、最適化すること。たいていの場合は、組織や事業の合理化が伴うため、高度な情報システムが取り入れられる場合が多い。
出典:株式会社インセプト提供 『IT用語辞書 e-Words』

